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2009年10月03日22/ 時14分の記事
セリフコンテント嫌い
無難に感想を書いたらcw-portに晒されていたでござる。
いやまあ、別にそれは構わんとですけど、どうせなら一応シナリオ作家の端くれとしては、
「シナリオ」のリストに加えてくれたら嬉しかったんだけどなあ、なんて


さて、「シナリオ作家への13の質問」
(いずれきちんと回答して書くことがないときに投稿します)に、
好きなエディタのコンテントは?という項目があったはず。
逆に嫌いなコンテントを挙げるなら、私はセリフコンテントと答えます。

多数の口調に対応するため、作業量が多くなるのが第一の理由。
実際は、
「標準(ノーマル男性向け)の口調で文章を書く→
それをコピペ→
文末をちょこっと変える(女性なら「ね」上品なら「です」とか)」程度の作業なんですが、
それでも面倒なことなのには違いないです。
「豊かな想像力を文章という形で表現する」とか「精密かつ独創的なスクリプトを組む」とか、
そういうロマンあふれる仕事とは程遠い「作業」だと思ってます。

もう一つは、セリフの内容に気をつかうこと。
プレーヤーの皆さんが、
「カードワースの世界を旅する冒険者」として創り出したキャラクターのセリフですから、
その辺を考慮に入れずにやるというのは、
どちらかといえば調和や協調を重視する私には勇気が要ります。

もちろん、そのキャラクターたちも千差万別。
プレーヤーの数(×6人程度)だけ存在する、
全てのキャラクターに合うセリフを書くことは理論上不可能。
私の場合は、「当たり障りのない無難な」セリフを入れることで対応しています。
「誰の目も気にせず自由に高らかに歌う」ようにテキストを書くことと、
「採点をする音楽教師の前で音程や発音に気を遣って歌う」ようにテキストを打つのとでは、
どちらが楽しいかと問われれば、私は前者だと答えます。

その点、PC1人専用にして、彼(彼女)のセリフや性格を固定し、
あらかじめその特徴を注意喚起しておく、というのは、
シナリオ作者とプレーヤーの双方の負担を軽くするという一点において、
大変有効な方法なんだなあ、と思う次第です。

そんな縛りがあるシナリオなんて面白くない、と思う人もいるでしょうが、
中身がしっかりしていれば、まあいいんじゃないかなあ。
先の「ジゼリッタ」をやってみてそう思ったわけです。
いっそのことセリフコンテント無し、という点では「バノンシリーズ」という例もありますし、
「葬儀屋シェリィの不思議な館」では、
探検に夢中で、セリフがほとんど無かったことに気づかなかったくらいです。



グダグダ書き殴りましたが、けっきょく何が言いたいのかというと、
どちらかといえば周囲の目を気にする小心者の私は、
やっぱり頭を抱えながらセリフコンテントとの格闘を続けるんだろうなあ、ということです。
そんなあめいぬ先生にはげましのお便りを出そう!
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